2/25/2015

読了「パラダイス・ロスト」

凄腕集団のD機関の失敗編みたいなのがあまりなく
前のレビューでも書いたけど、出来レース感がありすぎて
面白いんだけど、わくわくしない感じがした。
その点ジェノサイドの引き込み感ははんぱない気がする。
フィクションだけど、スパイって職業があるとすれば
こんなことやってんだろうな、って少し知れてよかったかなw

死ぬな、殺すな、目立つなってゆうのは現実にも
あてはまる気がして、たぶんネット、メディア社会で「死」
とりわけ殺されたってゆう話題はマスコミのいい餌食に
なってる気がする。それがきっかけでいろんな活動に
発展していってるわけだけど、やっぱりそこには
「脆さ」があると思う。
マスコミはマス(集団)に向けたコミュニケーション(情報伝達)で、
一言でいうと、不特定多数に向けた洗脳活動ですよね。
その情報が良いか悪いか、信じるか信じないかは個人の自由だけど
やっぱり多数意見が人を動かし、多数意見が採用され、
より多くの人に選ばれた人が日本を動かしてるわけであります。
なんだかよく分からないもどかしさがある一方で、



松岡正剛が、
「強いものに比べて弱いものほど丁寧に扱われる、それが日本の文化だ」
的なことを言っていて、
(配送をイメージしよう、頑丈なものはダンボールに入れられ雑に扱われ、
薄いガラスは割れないように包装され、より注意が払われている)
→だいぶ昔の記憶なので自分の勝手な解釈が入ってるw

1か0、○か×かの二進でない、バランスの取り方に興味がある今日この頃。


全2作からの期待を上回るものがいまいちなかったから★★★☆☆



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