2/25/2015

読了「パラダイス・ロスト」

凄腕集団のD機関の失敗編みたいなのがあまりなく
前のレビューでも書いたけど、出来レース感がありすぎて
面白いんだけど、わくわくしない感じがした。
その点ジェノサイドの引き込み感ははんぱない気がする。
フィクションだけど、スパイって職業があるとすれば
こんなことやってんだろうな、って少し知れてよかったかなw

死ぬな、殺すな、目立つなってゆうのは現実にも
あてはまる気がして、たぶんネット、メディア社会で「死」
とりわけ殺されたってゆう話題はマスコミのいい餌食に
なってる気がする。それがきっかけでいろんな活動に
発展していってるわけだけど、やっぱりそこには
「脆さ」があると思う。
マスコミはマス(集団)に向けたコミュニケーション(情報伝達)で、
一言でいうと、不特定多数に向けた洗脳活動ですよね。
その情報が良いか悪いか、信じるか信じないかは個人の自由だけど
やっぱり多数意見が人を動かし、多数意見が採用され、
より多くの人に選ばれた人が日本を動かしてるわけであります。
なんだかよく分からないもどかしさがある一方で、



松岡正剛が、
「強いものに比べて弱いものほど丁寧に扱われる、それが日本の文化だ」
的なことを言っていて、
(配送をイメージしよう、頑丈なものはダンボールに入れられ雑に扱われ、
薄いガラスは割れないように包装され、より注意が払われている)
→だいぶ昔の記憶なので自分の勝手な解釈が入ってるw

1か0、○か×かの二進でない、バランスの取り方に興味がある今日この頃。


全2作からの期待を上回るものがいまいちなかったから★★★☆☆



2/16/2015

読了「ダブル・ジョーカー」

著者 : 柳広司
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2012-06-22

ジョーカー・ゲームの続編

若干頭のいい人の出来レース感があるけど、これも面白かった
どんでん返しみたいなのがなくてちょっと物足りなさがある

パラダイス・ロストに期待

同じ表現を繰り返し使うのは、この本の特徴か、著者の特徴か
本に引き込むための作戦の内なのか、そのへんも気になるところ!

2/01/2015

読了「ジョーカー・ゲーム」


著者 : 柳広司
KADOKAWA / 角川書店
発売日 : 2014-12-25

引き込まれました。スパイって題材が面白そうだったのもあるし、
続編がなんこか出てて、映画化も決まっているようなので、
手にとってみましたが、フィクションなはずなのに、
現実のどこかで起こっていることなんだろうな、って
高揚を覚えるような内容。

読むだけじゃなくて、想像することも本を読む魅力だと思う。

・意地悪く笑う
・素っ気のない態度をとる
・頭が痛くなるほどの大声でしゃべる
・無言で頷く


作者はどんな人物設定で、どんなストーリーを用意してるんだろう、
とか考えるとやっぱり読書っていいなって感じw

本棚

前も書いたけど、フィクション、ノンフィクション、自伝いろいろ読もう